2013年12月30日月曜日

アメリカでカウンセリングを一学期間勉強してみて、思ったこと学んだこと

スーパービジョンでは、毎週が本当にすっごい勉強になりました。なにか、人生についての講義を受けているような、自分にとってそういったものすごい衝撃でした。

前にも書いたとおり、スーパービジョンでは、自分が実際にクラスメートを相手にカウンセリングを行ったDVDをみんなに見せて話し合うのですが、これが僕は非常に嫌でした。もう自分は英語全然話せてないし、クライアントが何言っているのかも、正直ところどころでしか分かってないし、実際それを聞いても、なんて返せばいいんだろうか、よくわかんないし、、、

そんな風にあわあわしてて、ハチャメチャなことを言っていて、しかも、英語もぐしゃぐしゃな自分の姿を見せるのが嫌でした。なんか、「これカウンセリングじゃないじゃん。タダの英会話教室じゃん。英語力足りなくてカウンセリングできないよ」って、そんなことを誰かにどこかで思われるんじゃないかって、本当に毎回が鬱でした。

しかし、実際に自分のカウンセリングを行っているDVDをみんなに見せた時、
まず最初に、スーパーバイザーが「自分でこれは最悪だと言っていたけれど、どういう部分が最悪だったの?どうしてそうなったのかな?」と、僕の言い訳を聞いてくれました。
僕はそれで、「いや、もともといつも、何言ってんのかよくわかんないし、その日は眠かったから特に最悪だったし、相手の言ったことを確認すると、僕の英語力のせいで、あ、理解してないんだなっていうのが伝わって、理解している部分までも、何度も何度も、クライアントが僕に伝えよう伝えようと繰り返して・・・」ということを言うと、
スーパーバイザーは僕のその言い訳を、DVDをみる前にみんなに言ってくれました。これで僕はだいぶホッとしました。さらに、「どんなコメントをみんなからしてもらいたい?」とか、「今褒められているけど、君はこういうコメントが役にたつかな?それともちょっと、いやいやそんなことなくて、って思っちゃったりとか、そういう部分ある?」とか、丁寧に僕の気持ちを読み取ったり確認したりしながら、ゆっくりゆっくりとスーパービジョンを進めていってくれました。

みんなでDVD観て、それでみんなから、
「落ち着いてて、話しやすい雰囲気になっている」とか、「表情がいい」とか、「気まずくなった時にユーモアを使えてる」とか、さんざん米粒ほどなよく出来ている部分を、本当に上手く拾い上げてアドバイスを貰った後に、いくつか提案をしてもらいました。

  • 最初に英語が苦手です。ゆっくり話して下さい、って言ってしまうこと。
  • わかんない時にはきちんと認めること。
  • 相手に対してまっすぐ座ること。


なんかをアドバイスしてもらいましたが、これが本当に助けになり、劇的に自分のカウンセリングがマシになりました。

(というか、言ってることもわかんないのにカウンセリングをしようとしていたんだから当たり前か(^_^;)



秋ターム、アメリカでの日常生活~こんなかんじで生活してます


ちょっと、アメリカでの自分の生活を紹介したいと思います。

前に勉強について書いたところの一週間の予定を引用します。

月曜日:9:00~5:20授業+自習
火曜日:自習+13:30~15:00メンターの人と会う
水曜日:自習+13:30~17:20授業+自習(徹夜)
木曜日:スーパービジョン+13:30~15:00メンターの人と会う+自習
金曜日:午前中爆睡+カウンセリングの練習(実際にクラスメートと行う)+息抜き
土曜日:自習+毎回どこかで飲み会?パーティー?あるいは自分の部屋でだらだら喋る会
日曜日:自習(徹夜)


月曜日はほぼ一日中授業。朝は8時ぐらいに起きてシャワーを浴びます。
おそらく前日の日曜日は3時4時、ひどい時は5,6時まで起きて勉強をしているのでもうネムネムです。
学食の隣にある購買でスターバックスのコーヒーを買って、半分ぐらいお腹に入れてから授業に出かけます。(余談ですが、学校から学食のプランとして、学食、購買で3万5千円分ぐらい自由に買い物が出来るRaider Cashというものをもらっています。ウヒャー!嬉しい!!・・・・っていう感じではなく、実際のこの寮費・ミールプランは、両方で足して一ヶ月12万円ぐらいします・・・。高い(/_;)
この3万5千円分を使い果たすため?毎朝コーヒーを買っています。(ああ、親やお金を出してくれてるアニキに申し訳が立たないf^_^;)


授業が終わる5時半ぐらいになるともう、クタクタです。。
しかし、夕食までは少し時間があるので図書館に向かいます。

図書館で7時か8時ぐらいまで勉強。たいていは、水曜日の授業に向けて課題をこなします。自分でルームメイトを相手にカウンセリングの練習をしたDVDを見返して、カウンセリングノートみたいなの(CAPノートとか言われています)を書いたり、実際に自分が喋ったこと、聞いたことを、書き起こしたりします。それから、教科書を読みます。
これが全然終わらない。

そうこうしているうちにこっちのアメリカンな友達から電話がかかってきます。「What's up?」って。たまに。連絡が来たら、一緒に夕食を食べようと誘って、学食で一緒にご飯を食べます。

この学食がすっごく美味しい!しかし、これがまた高いんだ(T_T) ビュッフェ形式のレストランみたいなところで、ハンバーガー、アジア系の炒めものみたいの、ピザとか、サンドイッチとか、、、とかとか、色んなものがあって、飲み物もドリンクバーみたいなのがあり全部飲み放題、食べ放題。
気をつけないと絶対に太る。実際自分は結構太りました(; ̄ー ̄川 こっちに来てから体重は二回しか測ってないし、ポンド表記だったので、すっかり忘れてしまいましたが

友達から特に連絡がないと学食にそのまま行きます(自分からはそんな声かけれない気弱←
学食にいると、なんだかんだで結構知っている人が誰かしらいるので、そんな人とご飯を食べます。同じ留学生友達で、ルームメイトの韓国人の男の子グループとか、同じく日本人で来ている人達とか、あるいは、メキシコから来ている留学生。その他には、食堂で出会って、「会った時には、What's up, Mother fucker?」って挨拶してこい!っていう42才のおいちゃんと、そのルームメイトの女の子が知り合い。そんな人達がよくいるので、一緒に食べます。

今日何してた?とか、男同士だったら、他愛もない話をしたり、悪い英語(Slutとか、Assholeとか。こっちの人はホント、そういう文字通り汚い言葉をよく使うなぁ)を勉強したり(^^)
たまに、日本は高校生はある程度もう大人だけど、アメリカは高校は本当に荒れてる、とか、どうして最近の若者は肌を露出させる度合いが大きいのか、ハンナモンタナはなんで今あんなになってしまったのかとか、将来の夢とか、そういうまともな話をすることもあります。



たいてい食事のあとは、だらだらと喋ったりして、1,2時間ぐらいは食堂にいます。これは自分にとって英語で話したり、アメリカの人、あるいは、日本人以外の人と交流する良い時間です。日本人の人と交流するときも結構ありますが(笑)まぁ、それも結構いい息抜きや、お互いに留学の目的を話し合ったり、「授業わかんないねー!!!」とか愚痴を言い合ったりするいい場になってます。


それから、一緒に食べていた人と、寮の学習室みたいな場所に行ってみんなで勉強をしたり、あるいは一人で図書館に行きます。みんなでやっているときはたいてい途中からおしゃべり大会になります(笑) よくトピックに上がるのは、アメリカ人はセックスについての話がホントどこでも出てくるよね?いいの?っていうような話を真面目に聞いたりします(しかし、これは事実であるようです)
あとは汚い言葉のお互いに勉強をしたりします。(しかし日本人として、僕は個人的に汚い言葉がそんな好きではないし、日本人はそんなにクソッとかいう言葉も、英語のShitと比べれて言わないと思うし、日本語にはもっと美しい言葉がいっぱいあるのに、とか思ったりもしますが)


そうこうしていると勉強が終わりません(笑)
だいたい1時か2時にはそれぞれに分かれてベッドに向かいます。




次の日、火曜日は朝起きてから図書館に向かい、昨日同様に水曜日の授業に向けて課題をやります。日曜日の夜にかなり遅くまで起きていて勉強をしている場合には、火曜日の朝は起きれない日も多かったです。

お昼になり、お昼ごはんをいつものように学食で食べると、火曜日と木曜日の昼食後にはメンターの人と会います。旦那さんも息子さんもいらっしゃる、とても素敵なご婦人で、社会学と心理学の授業をとっていたらしく、カウンセリングを学んでいる僕にとても心強いサポーターであります。
僕は授業中に聞いていてわかんなかった英語の音をカタカナでノートにメモをする、というやつをやっていました。それで、このメンターさんと会っている時に二人で、「この『きねすてちっく』って、どういう意味ですか?」「キネステティクのことかしら?」「ほほぉ!!それで、、それであの、キネステティクって、、、なんですか?」っていうふうに、二人で僕のメモった音から対応する英語を探し、さらにその意味を教わる、というのをやっています。
もう、授業が終わる頃にはノート2、3ページがよくわかんないカタカナでびっしりになるんですが、それも結構わからないまま終わることも多いですf^_^;
それでも、この方法で、授業やスーパービジョンの中で出てくる沢山の英語表現を学ばせていただきました。キャロルさんありがとう!!



水曜も午前中同様に勉強をしてから授業に向かいます。

木曜日にはスーパービジョンといって、自分で行ったカウンセリング練習をみんなと共有して、お互いに話し合いをしたり、どういう部分が上手く出来ているか? 上手くできていない部分はどうしたらいいか? もっと良くするにはどうするか?なんかを勉強します。
これは6人の生徒+一人のプロのカウンセラー(スーパーバイザー)と一緒に、学校の近くのカウンセリングの診療所の中で行います。自分が下手くそすぎる英語で、カウンセリングをしている場面を周りの学生に見せることはすっごく嫌でした。でも、みんな優しいし、自分が現在出来ている部分をきちんと見つけて教えてくれます。
しかも、コミュニケーションについて、どういうところで問題が起こるかとか、こうすればいいんじゃないかっていう提案があるとか、いかに自分たちが自分たちの中の批判的な声(Inner critic)によって、悪い気分になったり、生きづらくなったりしているか、っていうことを学んだり、

本当に本当に多くのことを勉強させていただきました。
(これは今度、時間がある時にゆっくりかけたらいいなって思います。) 毎回、スーパービジョンのあとは、「あぁ、本当にカウンセリングの勉強をアメリカで出来てよかったなぁ~」ってスキップしながら帰ってました。


金曜日には、だいたいクラスメートとのカウンセリングを実際に練習をし合う予定が入っています。実際のカウンセリングルームを使用して、自分がカウンセリングをしている部分をDVDにおさめながら、「調子はどうですか?何か話したいことでもありますか?」というように、実際にカウンセリングを行います。二人っきりで個室で話すのですから、結構分からない部分も英語難易度をインタラクションによってコントロールし易く、話が分かる、、、、、はずなのですが、カウンセリングともなるとそうはいきません。
やっぱり、相手が本当に繊細な話をしている時には、「え?なんて?それどういう意味?」って口を出しちゃいけないような気がして、どうしても、話が曖昧なままカウンセリングが進んでいくことが多かったです。毎回、本当に冷や汗かきまくりでしたし、どうやってカウンセリングすればいいんだろう。。。と不安ばっかりでした。




金曜・土曜の夜は、友達や、他の留学生と、何かしらのパーティーに参加したり、だらだら自分の部屋でおしゃべりをしたりしていました。日本でも苦手でしたが、こっちでもやはり、お酒のテンションでわ~ってなったり、踊りまくったりということはどうも苦手です(^^;; それでも、色んな人と話したり、とりあえず飲んだりしながらなんとか交流しようとしています(笑)
一度仲良くなってしまった人は、アメリカ人でも韓国人でもメキシコ人でも、日本人でも、そういう内輪でだらだらと話しているのはとても楽しいです。
個人的には、おっさんばっかりでやる「愛してるよゲーム」と、「三人組になり、一人の人が、もう二人のどっちがコインを持っているかを、質問をしながら嘘を見破って当てる」というゲームがすごい盛り上がります。とっても面白いです。


平日結構無理してる部分と、夜更かしして、Hang out(つるむっていう感じなのかな?)と勉強を両立させようともがいていることもあり、土日の朝はひたすらに爆睡ってことも多かったです。

学食で、ドリンクバーを飲んだり、スイーツを食べながら一日中勉強をしていることもあります。
あるいは図書館で勉強。帰ってきても勉強。こうして、死の月曜日へと一週間が移り変わります。



とにかく怒涛の秋タームでした。
いつも、「もっと自分は勉強ばっかりに集中して、健康的な生活や、宿題を完璧に終わらせてから授業に出るべきなんじゃないか?もっと、宿題の質を高めるべきなんじゃないか?」ということを考えたり、「勉強するために自分はアメリカに来たんだろ?遊ぶためじゃないだろ?」とか悩んだり、

それでも、「いやいや、やっぱりこういう英語での交流こそが、言語能力を向上させるんじゃないかな?少しでも第二言語習得を勉強している人間として、やっぱりインタラクションの機会もないとダメだよね?」「それに、勉強ばっかりして帰ってもしょうがないじゃん?それなら日本でも出来るじゃん?やっぱりアメリカ人や他の国の人と交流しなくっちゃ!」とかいう、2つの思いの中で常に揺れ動いていました。


それでも、アメリカ人の友達が出来たり、色んな友達と仲良くする機会も持てて、個人的には本当に、実りあるアメリカ最初の学期でした。


初めてのアメリカ 3ヶ月間を終えて 授業の振り返り

前回こちらに来てからブログを更新し、その後初めての、久々の更新になります(; ̄ー ̄川 アセアセ


アメリカに来て、三ヶ月たったので、これまでの留学を振り返りたいと思います。

前回の更新で「いやー、わりと英語使えるなぁ(笑)」とかのんきなことを書いていた自分ですが、次の日学校で授業が始まり、まるでみんな何を話しているのか分からない、という現実に直面します。(笑)


こちらでは大学院のカウンセリング過程を専攻しているのですが、まず、ほとんどの授業がディスカッションと質疑応答、それからデモンストレーションで行われます。

しかも長い!!
一限目:9:00~12:30
二限目:13:30~17:20

しかも、なんでこんな中途半端なんだ!?

最初の授業で、「うーむ。なんか、こういうことについて話してるっぽい気がするなぁ。これほんと、三ヶ月ぐらいしたら英語に耳が慣れて聞き取れるようになるって話も聞くけど、分かるようになるのかなぁ。」とか、軽くショックを受けながら授業に出席していた自分ですが、
二限目の「人間の人生や成長について」みたいな授業で地獄を見ることになります。

なんか、自分の友だちになったつもりになって、自分を自己紹介する、というやつを、もう心臓バクバクになりながらなんとかこなします。その後、これまでの自分の人生を振り返るようなタスクを、3人一組のグループに分かれて行って!ということで、人の良さそうな30代前後ぐらいのお姉さま二人とグループになり、ちょっと話のしやすいところへ、ということで、外に出ました。

それで、「自分が小学校に上る前に一番衝撃的だったことは?」とか、「家族にとって影響の大きかった出来事」「仲が良かった友達と、そのつきあいかた」みたいな質問が載っているプリントを元に、お互いに自分の生い立ちを共有しあうというタスクなのですが、


なんにもわかんない(笑)



いやぁ。あの時間は辛かったですねぇ(笑)二人の姉さんたちは本当に話すの早いし、正直、分かるのは質問紙に書いてある質問ぐらいで、あとはもう、本当にトンチンカンでした。

わからないながらに、自分はとっさに分かんない単語をカタカナでメモをとったのですが、
その時は、
She was so mean.
とかっていうのがわかんなかったようです。その他にもいろいろとカタカナで書いてありますが、
未だに結局分からずじまいなものがほとんどです(笑)





授業は主にこんなかんじでした。
大体、こんなことについて授業で扱われているのかなぁ、というに、うっすら推測できるようなレベルがほとんどで、あとはもう、結構辛かったです。


とった授業は三つで、

  • Counseling Theory
    • (色んなカウンセリングの方法論について勉強する)
  • Adv human developmental theory
    • (人間はどういうふうに成長していくかとか、学習理論でヴィゴツキーや行動分析学を勉強したりする)
  • Helping Relationship
    • (実際のマイクロカウンセリングのスキルを勉強する。課題としてクラスメートと練習しあったり、スーパービジョンでその練習をみて指導を受けたりする)

です。それぞれ4単位で、計12単位。 単位数としてはまぁ普通な方です。自分が留学で1タームに取得しなければいけない単位が12単位だったんで、ごくごく少ない方とも言えますね。

しかし、自分にとってはこれが本当に大変だった。
単位数が多いだけあって、一つの授業がだいたい4時間ぐらい。

月曜日:9:00~5:20授業+自習
火曜日:自習+13:30~15:00メンターの人と会う
水曜日:自習+13:30~17:20授業+自習(徹夜)
木曜日:スーパービジョン+13:30~15:00メンターの人と会う+自習
金曜日:午前中爆睡+カウンセリングの練習(実際にクラスメートと行う)+息抜き
土曜日:自習+毎回どこかで飲み会?パーティー?あるいは自分の部屋でだらだら喋る会
日曜日:自習(徹夜)



特にしんどかったのが、日曜日の夜。月曜日に2つ授業があるんだけど、毎回恐ろしいほどに課題が出る。主に時間を割かないといけないのが読書課題。
一週間で、一つの授業で2章、3章読んでいかないといけない。だから、月曜日までに4,5章、多い時は6章ぐらい読んで行かなくちゃいけないんだど、これがまた全然おわんない。毎週3時、4時ぐらいまでは普通に起きて勉強をしていました。それでも、実際に全て読書課題を終わらせてから授業に出席できたのは3,4回だけでしたね(; ̄ー ̄川

ひぃー。アメリカの大学は、特に大学院は恐ろしく忙しい!



平日はアメリカ人やメキシコ人、それと同じようにこっちに来ている日本人の友達と勉強しようと、一緒に寮の勉強室に入ったりしていました。でも、喋っちゃって全然勉強できないf^_^;

それでも、やっぱり英語を話す機会も欲しいし、何よりアメリカ人の友達か、英語を上手に話せる友達が欲しかったので、一生懸命に「一緒に勉強しない?」とか誘って、固まってだらだら喋ってました。すっごい楽しくて、今考えるとそれが良かったのかなぁとも思います。

しかし、そのつけは大きく、みんなが12時ぐらいでじゃあねぇと帰ったあと、一人部屋に戻って3,4時間勉強したりとか、無駄に睡眠時間を削ってました。